恋人と進路

メールの内容

　恋人と同じだからと言う理由で進路を選ぶことについて、軟弱だとか、人生を軽く見ているとか、そういう風潮があるでしょ。あれに、わたしは真っ向から反対したい。

　恋人は、ひょっとしたら死ぬまで共に過ごすパートナーになるわけですよ。大学4年間の生活より、せいぜい40年間の仕事より、よっぽど人生を左右する相手なわけです。

　もちろん、別の相手だったら不幸になるというわけじゃないですし、新天地で見つけた新しい相手と幸せになる可能性もあるけど、それは学問や仕事も同じことで、いろんな選択肢があるから人生は楽しい。

　だったら、学問や仕事を大切にするのと同様に、恋人を大切にして追いかけたっていいじゃないですか。

　なにより、ひとが持っている個性のほうが、大学や企業が持っている個性よりもよっぽど鮮明で、ひとに影響を与えると思います。

　かけがえのない恋人を、おろそかに考えてはいけません。

　…というのは、ディベート向きの主張のしかたで、実際には、よく考えて天秤にかけざるを得ないことだと思います。

　もし恋人と別れてしまったとき、それでも納得できる大学を現地（？）で選ぶことができるか、それでも納得できるだけいい恋人であったか、というところがポイントですね。