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ロケーションフリーが「テレビ」での視聴に対応すると実現する、「ロケーションフリーな放送」のしくみ

 PSPに対応したロケーションフリーが、次に対応するのは「テレビ」じゃないかという話。

今年中に新たなデバイスに対応予定
ロケーションフリー

 ソニーの数少ない(!)ヒット商品のひとつ、ロケーションフリーだけど、どうやらPSPに次いで、今年中に新たなデバイスに対応予定らしい。それって、ひょっとして単なる「テレビ」のことじゃないかしら。

 ブロードバンド通信環境さえあれば海外でも日本のテレビ番組がリアルタイムに見られるというロケーションフリーの機能は、必ずしも持ち運びのできるディスプレイで実現することはない。海外ホテルの据え置きのテレビで「笑っていいとも」が見れたっていいのだ。むしろ、画面が大きいからPSPよりもPCよりもいいのだ。


ロケーションフリーがその真価を発揮するとき

 これは、国内に目を向けると、いよいよ放送の地域格差を消し去る威力を持つ。東京にひとつロケーションフリーのベースを設置できさえすれば、全国どこからでも、「テレビで」テレビを見られるのだ。お茶の間に置かれた慣れ親しんだテレビが、東京の電波を映し出すのだ。これは、小さな液晶画面で実現するのとはまったく違うインパクトを持つだろう。

 さて、最大の障壁となる、放送を見たい地域への「ベースの設置」について、われらが強き消費者たちは、おそらくかかってくるであろう放送業界からの圧力にどのように対抗するのだろうか。録画ネットの敗訴にもめげずに設置屋が生まれるだろうか? それとも、設置権の個人間オークションが広まるだろうか?

 少なくとも、わが横田家としては、池袋のわたしの家と富山の実家の両方にベースを設置して、どちらからでもお互いの地域の番組が見られる環境を作ることはできそうだ。北日本放送が見られるよ!

 突然に創造されたこの巨大市場にとっていちばんいいのはきっと、番組に対してロケーションフリーシステムが、放送地域ではなく視聴者のいる地域に即したCMを独自に流し、その代わりソニーから番組を放送したテレビ局に使用料を支払うようなしくみができることかな。これでインフラが整うと、きっとソニーにとってもおいしい…場合によっては放送業界をひっくり返すようなビジネスになるはずだけど、TBSが楽天に買収されないような世の中じゃあ、そんな未来は実現しないのだろうか?


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