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インターネットで個人情報を公開するとどうなるか

 得体の知れない何かとんでもない事態になることを恐れている方が多いように思いますが、実際には、インターネットで個人情報を公開したところで、起こりうる事態は得体の知れた事態でしかありません。

あなたが品行方正なら、本名で語ろう

 インターネットで本名を公開することの危険性は、あなたに興味を持った人間があなたを「インターネットで」見つけやすくすることしかありません。上司の悪口でもブログに書いている場合は別ですが、あなたが品行方正である限り、他人に知れたところで何か問題が起きるでしょうか?

 何年も会っていない旧友が、ある日あなたの名前を検索して連絡を取ることができる幸せに比べれば、小さなことだと思いませんか?


悪いけど、インターネット上だけで隠しても、意味ないよ

 インターネットで住所や電話番号を公開することの危険性は、「恨みを持った人間かストーカーあたりが、あなたの住所に押しかけやすくなる」ことしかありません。しかし実際にあなたがそんな相手を敵に回したとしたら、たとえインターネットで公開していなくたって、相手は他のあらゆる手段を講じて容易にあなたの全情報を手にするでしょう。「敵」はインターネットに頼らずとも、夜道にあなたの後ろをつけることだってできるし、郵便受けやゴミ捨て場を漁ることだってできてしまうのです。市役所やNTTだって利用しようとするかもしれません。

 インターネットで公開「しない」ことが、防衛策としてはほぼ無意味であることに気づいてください。それよりも、敵を作らないように生きることの方がよっぽど大切です。


クレジットカード会社は、超あなたの味方

 ショッピングサイトでクレジットカード番号を送信することの危険性は、何もありません。意外に聞こえますか?

 たとえショッピングサイトが情報を外部に漏らしてしまったとしても、クレジットカードはそもそも、カード所有者にとって身に覚えのない利用に対しては、支払い義務が免除されるのです。あなたの財産は、クレジットカード会社がその信用にかけてでも、必ず守ってくれるでしょう。


死にはしないし、お金をなくすこともありません

 もちろん、ここに書いたほかにも、「こうこうこうして、こうなったら、こんな危険だってあるじゃないか」といった危険はあります。実にあります。しかしそんなことを心配するくらいなら、道を歩くとき常に後ろから車や自転車が近づいていないかに注意した方が、身の安全にはよほど効果的だと思います。

 なにも、必要もないのにべらべらと情報をさらしなさいというわけではありません。しかし、不必要に恐れることもまた、ないのです。偏りすぎな世の中の流れが、少しだけ落ち着いてくれれば本望です。



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