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春一番を考える

 あなたは春一番を感じましたか?

「3月3日に春一番」と気象庁発表

 3月3日、関東・北陸に春一番が吹いたと気象庁の発表がありました。さて、今年の春一番は、「春一番らしい」春一番でしたか?


春一番…宣言のための条件

 気象庁による東京での春一番の定義は、次のような条件を満たすものだそうです。

  1. 立春から春分の日にかけて
  2. 日本海に発達中の低気圧がある
  3. 南よりで風速8m以上の強い風
  4. 気温が前日より上昇

 しかし、本来、「春一番」は季語にもなっているように、春の訪れを人肌で感じるもののはずです。それを数値的な基準で定めてしまうのは、実につまらない気がします。同様に、「薫風」や「小春日和」などが気象庁に宣言されてはたまりませんよね。

 梅雨明け宣言もしかりです。梅雨明け「予報」なら役に立つこともあるのでしょうが、梅雨が明けてから、しかも「今年の梅雨明けは先々週の金曜でした」などと宣言されても、なんのありがたみもありません。


春一番を、「感じよう」

 わたしは、季節の風物詩について、気象庁が大きな権限を持っている現状が好きではありません。いや、気象庁にそんなつもりはないのかもしれませんが、あまりにマスコミが「気象庁発表」を尊重しすぎるのがよくないのでしょう。

 あなたが感じた春の風こそが、いちばん暖かい春一番のはずなのです。



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