VodafoneのテレビケータイのCM。子供がお父さんに「いまちょうどロスタイムだよ!」なんて声をかけて、帰りのタクシーを待つお父さんがケータイでサッカーの試合を観戦する…。
とまあ、いっけんふつうの展開に思えるCMですが、実はこれ、ロスタイムであるところが非常にミソなのです。というのも、ただでさえ液晶画面は電力を消費するのに、テレビの受信中はそれに輪をかけることになるので、実はこのケータイでテレビを見ることができるのはせいぜい1時間。よって、「いま試合が始まったところだよ!」なんて展開だと、かわいそうなお父さんは試合の後半を見逃すことになってしまうのでした。
「ロスタイム」のような、ちょっとした時間に楽しめるコンテンツは、いまのテレビにはほとんどありません。それこそ、ミュージックチャンネルとか、オンデマンドによる5分間ニュースとか、多チャンネルが生きてくる分野だと思いますが、はてさて、ちゃんと誰かが考えているのかな?
(例によって公式サイトにはまだこのCMは載っていませんが、東野翠れんは載りました!)