ソースネクストが、数万円もするマイクロソフトの Office に対抗して、1980円の StarSuite 、さらに3980円の Lotus SuperOffice を発売します。
最近は1980円などの格安ソフトで話題になるソースネクストですが、これを「コモディティ(日用品)化戦略」として掲げています。市場を広げる意味でも破壊する意味でも、これは大変けっこうなことではあるのですが、しかし、PCの動作を機敏にする驚速シリーズや、タイピング練習の特打で名を馳せたソースネクストのブランドで、今回のオフィスソフトの発売はいかにももったいない。
というのも、品質や信頼性を要求されるオフィス系ソフトにあっては、たとえターゲットが一般大衆だとしても、洗練されたデザインとブランドを土台とするべきなのです。それは広告にボブサップを起用するようなイメージとは対極のはずです。
なによりこのセンスのないパッケージをご覧ください。ソースネクストの製品はほとんどこの調子です。本来すべて店頭のPOP(説明板や飾り)などで対応するべきことを、すべて印刷してしまっています。
コモディティと安っぽさは紙一重。しかし、それでも安さで売れちゃっているソースネクストがそれに気づくことは、しばらくなさそうです。