デジタルハイビジョンテレビのリモコンはとにかくひどい。かくも「使いやすさ」が叫ばれる時代に、よくもまぁこれだけのボタンを並べたな、ってなモンですよ。
中高年やシンプル志向の若者に向けたテレビ、せめて専用リモコンが別売りで用意されるべきです。特に中高年は、デジタルと聞くだけで難しそうなんです。文字を読んでも意味のわからないボタンなど、そこにあるだけで気が滅入ります。
大量ボタン問題の簡単な解決策として、あまり使わないボタンをカバーで隠しておくリモコンもかつては多かったと思うのですが、最近なぜか少なくなりました。おそらく、デジタル放送普及のために、四色のボタンや十字ボタンなどは、業界規定などで表面への配置が必須とされてしまっているのでしょう。あんなもん、一生使わないひとのほうが多いのに。
もちろん必要なひとにはそういうリモコンも売ればいい。しかし、メニューもモードも入力も信号もデータも、不要なひとにはまったく不要なボタン。あらゆる機能を失わせた、ただ「きれいな画質できれいな音声、たくさんのチャンネル」だけを備えた36〜50型のテレビを…おれに企画させてくれよな。笑。