「激動の時代」なんて言葉も流行らなくなってきました。この数年、わたしはつくづく感じているのですが、日本や世界が急激にめまぐるしく変わっていると言うよりも、なにか大きな力によって、不気味な方向へ少しずつ世の中が沈み込んでいるように思います。
近視眼的にテロリストを殺そうとしてみたり、サマワの人々を喜ばせてみたり、北朝鮮のミサイルを防衛しようと試みたりしても、それは世界の終末を少しずつ「先延ばし」にしているだけのように思います。大切なのは、世界を終わらせないことなのに。