わずか15秒の間なのに、流れる音楽の質が激変していくんです。というわけで、必要以上に詳しく解説してみます。
全体で8小節あるわけですが、最初の2小節は最高。お祭りの王道的な太鼓のリズムとお囃子の笛の音がキレイに決まっています。続く3、4小節目も、最後の太鼓の16分音符前後がくどい以外はまぁいいです。
しかし後半に入った5、6小節目。まず4小節目の最後から5小節目にかけて入る笛の音が、主旋律に対する和声になっています。日本の祭に西洋的な和声は似合いませんッ。さらに6小節目には、和声的にもNGなことに、主旋律とモロに重なってしまいます。まじかよー。あと個人的には、この間の太鼓のリズムも単調で好きになれません。
んで最後。7、8小節目ですが、もう編曲のやる気がなくなったとしか思えません。まず太鼓が皮打ちばかりでまことにくどい。そして笛です。最後の「アーミノ式♪」との完全同調はなんとしても避けてほしかった。あちゃー。
最初の調子を貫いてくれればよかったのになぁ。