これは1999年5月に書いた文章です。このころは、本当に小型のデジカメはなかった。それから3年経ってEXILIMが発表されたときの喜びが思い出されます。
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現在デジタルカメラ企業の多くはメガピクセル化に力を入れているように思います。印刷した際の画質を考慮してのこととでしょうか?しかし、市場の需要のすべてが高画質での印刷にあるわけではないと思います。もう一つの大きなニーズとして、ホームページ制作用に代表される、ディスプレイ上のみでの表示を目的とした市場があるはずです。
ホームページ制作に際して35万画素以上は不要です。そして、ターゲットをそこに限定した製品ならば、今の技術を持ってすればかなりの小型化が可能なのではないでしょうか。
最近のデジタルカメラ市場はすべての企業がこぞって高画質・高性能化に走っているように思います。携帯性を追求した製品といえば、コダックのDC-20、三菱のDJ-1、東芝のCOOL SHOT IIくらいでしょうか。いずれも昔の製品です。
今の技術で超小型デジタルカメラを開発すれば、市場に競合製品はないでしょう。どうして企業がこの市場に目を向けないのか、ずっと疑問に思っているのですが。