「iPodとの互換性はない」。はいおつかれさま。
1曲210円などという価格の問題も確かにあるが、いまの日本のネット配信業界にいちばん欠けているのは、音楽配信が「信頼」を売るビジネスだという認識がないことです。
規格が乱立して、将来にわたって存続するかどうかわからない。新しいフォーマットにいつ取って代わられるかもわからない。違うメーカーの再生機で聴けるかどうかもわからない。同じメーカーでも2010年に売られている機器では聴けないかもしれない。
そんな数々の恐ろしい不安をなんとかぬぐえているのが、デジタル音楽の代名詞の座を勝ち得たiPodであり、mp3なのです。
デファクトスタンダードとは、そういうものです。