インフォプラントがiモードを使って実施した、ネットオークションについての調査結果を、オンラインメディア各社が取り上げています。いいですか。「iモードを使って実施した調査」ですよ。回答者は全員iモードユーザーで、しかもiモードの公式「とくするメニュー」に自分からアクセスするような方々ですよ。
さて、そんな調査の結果について、恐るべきことに japan.internet.com は「ネットオークション、利用者の半数は「iモードで」」という表現をしています。「iモードを使った調査」に対してこういう見出しを書こうという気になってしまうのって、いったいどういうジャーナリズムなんでしょうか。
また、切り口こそ違うものの nikkeibp も「iモードユーザーの3割が携帯でオークションを経験」と表現しており、誤解を与える意欲まんまんに感じられてなりません。「この調査に回答したiモードユーザー」を、ごく一般のiモードーユーザーと混同しないように。
その点、「iモードユーザーでもネットオークションにはPCで」という見出しをつけている ITmedia は、記事内容も含めて誤解を与える部分がなく、いつになく的確です。