例によって若葉ちゃんやakくんに大変ご好評いただいております幸之介記法。akくんは詳細な感想と要望を付けてくれたので、それに応えます。
「見出しのアンカー処理の自動化」は部分的に採用し、[#anchor テキスト]とすると、テキストに対して見出しで指定したanchorにリンクします。しかも[#anchor]だとアンカー先のテキストに対するリンクにしてくれます。
akくんの仕様の[#テキスト]だと、中身に一字一句違わない見出しを書くのは危ういし(IEでテキストをコピーすると最後に半角スペースが入ったりする)、アンカーの自動生成は当初考えていたのですが、やはり一意性の問題と、人間可読性の問題があるためにやめました。
「パラグラフは一行空きの方が良いのではないか」は採用。空行で段落を生成し、単なる改行はまったく無視します。
これも当初迷っていたところで、初心者に対するユーザビリティとして、改行したのにそれが反映されないというのはかわいそうに思えたのでした。しかし心を鬼にします。それに、改行と折り返しの区別が付かなくなるのはわたしもよく体験します。
「引用形式が不適切な気がする」はほぼ不採用。blockquoteにcite属性は付けますが、要素としてのciteはやはりblockquoteの中です。
要素の位置関係については Web KANZAKI を参考にしました。また、blockquoteのtitle属性にcite属性の中身のページタイトルを入れる件ですが、blockquoteそのもののtitle属性としてはなんか違う気がするので不採用。ついでに、引用ブロックの上にマウスを置いたときにIEの仕様でtitleがポップアップするのが邪魔に思います。
「強調」は了解。ブログサービスとして公開する際の説明文としても少し意識していたので「太字」と書きましたが、初心者の人には空気を読んでもらうということで「強調」に改めました。
em要素にも触れられてしまったので、半角スペースを挟んで ! !テキスト! !で強勢にします。実際のスタイル適用も、letter-spacing:0.5em;あたりにしようと思っています。emは「強調」ではなく「強勢」と表す方がよいと、声を大にして言いたい。emとstrongの違いについては一家言あるので、また今度書きます。
「記法の停止」は不採用。
偶然半角スペースが入る事態に出くわしたことがないのと、記法の停止が利用者にとって致命的ではないから。プレビュー画面で気づけばすぐ修正できます。それに、エスケープ記号は美しくないと感じるのです。
あと、自己改善ですが、[1]などで表す画像の[]を二重にすると、画像をクリックしたときに最大640*640pxの大きさでポップアップウィンドウが開くようにします。[[1]]という感じ。われながらいい記法表現だと思います。