この記事では、2つの次世代DVD規格のうちどちらが勝つかを予想する材料として、ベータ対VHS戦争を例に出しています。しかしここで重要な視点は、どちらも負けてしまう未来があると言うことなのです。
数十GB程度の直線的な容量の増加で消費者が振り向いてくれると思ったら大間違いで、すでに次世代DVDのさらに次の規格を策定しはじめていること自体が自らの過ちを認めているようなものでしょう。DVDから真に世代を受け継ぐとしたら、それは現在のハードディスクやフラッシュメモリのように、技術の漸進的進歩と共に容量を増やしていける規格ではあるまいか。
まぁ、そのような技術が確立する時期によっては、すでにコンテンツの流通形態がディスクではなくなっている可能性も高いかもしれませんが。