文部省だかどこだかの差し金で、われわれ日本人が呼んできた動物や虫、植物の名前が、「カタカナ表記」にされています。これは名前から意味が取り払われ、音のみを取り出したものであります。
「鸚哥(インコ)」とか極端に難しい漢字を書くものには、カタカナ表記も仕方のない点はありますが、たとえば「雷鳥」が「ライチョウ」と書かれたりするのは、実にけしからん。100年後の日本人が、誰も「ライチョウ」から「雷」を連想しないとしたら、悲しいばかりではありませんか。そういう意味では、「インコ」でさえ、漢字表記を推奨するのが筋だと思います。
「テントウムシ」がお天道様の「天道虫」だなんて、知っていましたか。わたしはいま知りました(苦笑)。
「ハリセンボン」は、「針千本」。「ツキノワグマ」は、「月の輪熊」。誰もが目に浮かぶ「ルリコンゴウインコ」の姿には、やはり「瑠璃金剛鸚哥」の漢字を頌えようじゃありませんか。
参考リンク(カタカナ反対派) : シラネアオイと動植物名のカタカナ表記 - blog@yaginuma.com
参考リンク(カタカナ賛成派) : 中学からの作文・論文 | 動植物名の表記