「インクジェット製品全体の出荷台数が減少した背景には、2006年ワールドカップの開催で、ホームユーザーの消費が薄型液晶テレビなどのデジタル家電に流れたことが要因にあるとIDCでは分析しています。」
ありえねー。まぁプリンタメーカーはそんな甘い認識はしていないと思いますが、何らかの革新がないとこのまま市場の縮小は続くでしょう。
ずっと前から言っていますが、まず手っ取り早く取り組むべきは「A4サイズプリンタの小型・スリム化」です。しかし、そろそろこの程度の新機軸では市場の膠着に対して遅きに失した感もあります。
音楽におけるiPod+iTMSのような、総合的な写真印刷環境を、特にユーザーエクスペリエンスの観点から生み出す必要があるのではないでしょうか。場合によっては、それは紙ではなく液晶なのかもしれません。
HDDなしでSDのみ、バッテリーなしでACのみ、4型前後クラスのVGA液晶を備えたフォトビューワーを、VGAにリサイズしてSDに転送するアルバム管理PCソフトと共に1万円台で…まぁプリンタメーカーは出すわきゃないわなぁ。