さきほど公開メモ日記 - アナログ放送、全国一斉終了へ 総務省方針にて、『07年3月時点の受信機の世帯普及率は約28%。今夏の北京五輪時に半数弱の世帯に普及させる計画だ。』について思いきり突っ込んでしまいましたが、正直「07年3月時点」を「今年3月時点」のことだと勘違いしていました。スマンカッタ。
地デジ受信機普及率は27.8%。2011年停波も6割が認知−「クリティカルマスを超えた」。総務省調査の記事によれば、普及率は以下のように推移しています。
2005/3: 8.5%
2006/3: 15.3% (+ 7)
2007/3: 27.8% (+12)
よって、2008/3の時点でたとえば40%前後、2008年夏の時点で「半数弱」というのも、あながち夢物語ではないようです。
まあそうは言っても、総務省の役人は誤解しまくっているようですがこれは「たまたま薄型テレビに買い換えたら、地上デジタル対応機だった」という消極的普及が進んでいるだけなので、今後とも、買い換えによる普及が粛々と進んでいくだけです。「クリティカルマス」とかカタカナ使って調子に乗ってる場合じゃないです。遅かれ早かれ、普及速度は低下していくでしょう。政府側が字幕表示などの「暴挙」を次々と繰り出さない限り、薄型テレビの低価格化に助けられても、2011年時点で7割から8割程度といったところでしょうか。
結局、地上デジタルの「普及率」に関わる議論のキモは、公開メモ日記 - 地デジ受信機普及率は27.8%。2011年停波も6割が認知にも書いたように、『どうがんばっても避けられない10%だか20%だかの「最後の残り」の層をどう救うか』なんですよ。2011年の停波をやり抜くには、放送局などに強いる負の経済効果も含めて何千億円という単位の金が必要だと思うけど、それを黙って許す国民であってもらいたくはない。
ひょっとして、その「決断(国費大投入、または延期でゴメン)」のタイミングで政権を民主党に担わせとくつもりじゃないだろうなwwww