正直、この岩が、「岩」であるために経済水域を持たないとすれば、沖ノ鳥島を「島」だと主張するのは冷静になれば無謀だと言わざるを得ない…。いやもちろん、このロッコール島も含めて岩と島の定義をハッキリさせましょう(もちろん沖ノ鳥島も島だと認める方向で)というのが日本の主張ではあるようで、それ自体は正しい行動だと思うけど。
ちなみに、「岩」だとすれば200海里の経済水域がなくなり、12海里の領海だけが確保される。
まぁロッコールの事例を素直かつ自虐的に受け入れるかどうかはともかくとして、少なくともこういう情報に触れられる環境は大切だし、議論の材料として日本国民にも適切に用意されるべきだと思う。「ロッコールも島だろ!」と主張してもいいんだし。
参考: 海洋法に関する国際連合条約 121条参照。
参考: 沖ノ鳥島 近傍の観測施設は意外にも超立派。
参考: 蘇岩礁 - Wikipedia 韓国は干潮時にさえ海面に顔を出さない暗礁にまで経済水域を認めるよう主張しているが、少なくとも国際法上の「島」の解釈に問題提起している立場の日本は、この主張を笑うことはできないよね。いや個人的には笑えるけど…。