公開メモ日記

[ 2006年7月3日(月) 1:26 ]
 知識人といわれるひとが不用意にひけらかすと恥をかく知識

 ゆとり教育を糾弾するときに、「円周率を約3」と教えて…というのを例に挙げるのは、実態をちっとも知らないことを披露するだけなので、あぶないです。

[ 2006年7月3日(月) 12:06 ]
 「円周率が3」でゆとり教育を糾弾するのがなぜ恥ずかしいのか

 公園にある円形の池の面積がどのくらいか予想するときなど、厳密さを必要としない場面において、計算を手っ取り早くする方法として紹介されるだけなのです。みんなの好きな言葉で言えば「上手な知恵」って感覚です。

 ふつうの計算問題ではちゃんと3.14を使います。みんな誤解していたのですよ。比較的最近になって、「それは誤解なんだよ」という真っ当な言論もいいかげん広まりつつあるので、誤解したまま大鉈を振るうのは知識人としては恥ずかしいレベルになってきたかなぁ、という印象。

 ちなみに、同様の言論現象は、アインシュタインが日本を礼賛した演説がどうのこうのという話も、知識人がしゃべると赤っ恥をかくことになりますね。

[ 2006年7月5日(水) 11:50 ]
 もしも円周率が3.14じゃなかったら

 気持ち悪い話ですけど、3.1415...だからこそ「3.14」でまぁいいかなという話になっているわけで、これがもし3.437465...とかだったら、かなり微妙だねこれ。

[ 2006年7月20日(木) 22:49 ]
 なんと、地球温暖化を悲観的に語るのもまた、恥ずかしいことなのです

 報道ステーションで地球温暖化についてチラリと触れられていたので、ひとつ論文を紹介します。

 以前、「円周率が3という事例を挙げてゆとり教育を批判するのは恥ずかしい」とか「アインシュタインが日本を礼賛したと得意げに話すと恥ずかしい」とか述べましたけど、これと同様なことが、なんと地球温暖化についても言えます。

 ジャーナリスト田中宇さんの地球温暖化問題の歪曲という記事によれば、地球が温暖化しているという主張は、必ずしも科学的な定説というわけではなく、いまの社会に悲観的に受け入れられすぎている嫌いがあります。結果的にその悲観は正しいかもしれませんが、そうではない可能性を視野に入れずに温暖化を語るのは避けたほうがよさそうです。

 温暖化を語るなら、少なくとも、「温暖化しているっていう論調が大勢だけどさ」程度がよい。みんなも気をつけましょう。

[ 2006年7月31日(月) 12:13 ]
 石油資源の枯渇の話題に触れるときは、慎重に。

 まさかいまどき「石油資源は2040年に枯渇するわけですが」なんて調子でモノを語るひとはいないと思いますけど、補足説明無しに「このままだと石油資源は2040年に枯渇すると言われています」程度のモノ言いは、ごくまれに見かけるので危なっかしいです。後者の場合、発言者はちゃんと前提となる事情を知っている可能性もありますが、聞き手をミスリードしまくることを気にしない姿勢はけしからんと思います。

 なお、石油資源についてのわかりやすい解説は「原油埋蔵量神話」の終焉で。あとはGoogleで「石油 枯渇」で検索するといろいろ出てきます。

 これも、「ゆとり教育の円周率3はけしからん」「アインシュタインが日本を礼賛した」「地球は人類の二酸化炭素のせいで温暖化している」と並んで、注意を要する話題のひとつですね。

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