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小学校時代の給食取引システム

 好き嫌い多き幸之介の小学校時代。

デザートゲットのために

 わたしの富山市立月岡小学校時代は、好きなデザートをゲットするための先進的な給食取引システムができていました。原則的に等価交換が行われ、嫌いな人からはタダでもらえます。教室に来月の給食メニューが来るやいなや、たちまち1ヶ月分の先物取引が成立するのでした。


取引の手順

 他のバイヤーとの取り引きに備えて、嫌いなものがある人をあらかじめリサーチしておき、できるだけ原資を蓄えます。冷凍ミカンはは○○くん、蒸しパンは○○さん、という具合に。

 このとき、来月メニューが教室に貼られた時点でバイヤーが一斉に行動しては激しい競合が起きるため、あらかじめ「お得意さま」関係を築いておくことが大切です。「毎月アイスクリームのときは、よろしくたのむよ」という具合に。

 こうして得られた原資を元に、他のバイヤーとの取引が始まります。ここではメニューの効用最大化を目的に各デザートを調節します。(一日三個もあると、さすがにウンザリするものがほとんどです)

 取引記録は「れんらくちょう」に記入するのが一般的でした。こうしてバイヤーたちは毎日バラ色の給食が楽しめる、というわけです。(少なくとも、デザートにおいては)


いらないデザートも…

 たとえば自分が嫌いなデザートの日であっても、あらかじめ決められた二、三人に声をかけてデザートをもらい、得られたデザートをそっくり他のバイヤーに流すのです。

 ビジネスというものを体感できます。




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