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株主配当金のしくみ

 7月1日の公開メモ日記で、わたしが三菱ガス化学の株主配当金をもらったことを書いたところ、読者の方から株主配当金について@掲示板で質問をいただきました。せっかくなので、ここで解説します。

株主さんありがとう

 企業は、銀行から借りたり、株主に株を売って得た資本金をもとに事業を繰り広げます。

 銀行から借りたお金は、いずれ利息をつけて返さなければいけませんが、株を買ってくれた株主には、お金を返す義務はありません。

 そんな、企業にとってありがたい株主さんのために、せめて銀行の利息のように、少しずつでも感謝の気持ちを配ろう、というのが配当金です。


幸之介がもらった配当金は…

 ふつうは、企業が1年間で得た利益から、税金や次の年への設備投資などを引いて、それでも余ったお金の中から株主配当金の金額を決めます。

株主配当金

 たとえば三菱ガス化学の場合、1株あたり3円の配当金で、わたしは3000株持っていましたから、9000円。そこから税金が10%引かれて、8100円が配当金。

 ちなみにここで言う株主は、会社の決算日である3月31日時点の株主を指します。当時の株価は1株200円くらいですから、200円に対して3円の配当金だったことになります。


企業によって配当の考え方は違う

 なお、赤字の企業は資金に余裕がないので、配当しないこともあります。

 また、IT企業のようにどんどん成長する企業は、たくさん利益があってもすべて設備投資にまわすことがあります。そうやって企業が成長すれば、株価自体が値上がりするので、配当がなくても株主は喜ぶわけです。

 逆に、電力会社などは基本的に成長はほとんどありませんから、利益の多くを配当金で株主に還元ようとします。



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