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国語入試問題の論文 国語入試問題の論文は、どうしてあんなにわかりにくいんでしょうか。
どれだけへたくそな文章まで読解できるか大学入試の国語問題に出てくる論文って、ほんっとわかりにくい。ああいうのを書いてるひとたちこそ、最近ハヤリの日本語練習本でも買って読んだらいいんです。 つまるところ、大学入試問題で試されているのは、「どれだけへたくそな文章まで読解できるか」という技術なんですよね。 どんな論文を入試問題に採用するか仮に、入試問題に使う論文の候補がA、B、Cと三つあったら、教授たちは、できるだけわかりにくい文章を選ばざるをえないんです。いかに学問的に高度な内容の論文でも、上手にわかりやすく書かれていたら、受験生がみんな理解しちゃうじゃないですか。それではいけない。受験生の半分以上が理解不能におちいる必要がある。かくして、最もへたくそに書かれた論文Cが、最もむずかしくていいんじゃないか、となってしまうわけです。 文章力をみがかなければならない世の中のすべてのひとが上手な文章を書いているわけではないので、受験生が「へたくそな文章の読解能力」をみがくことは、不毛…というわけじゃないんだろうけど、あんまりすがすがしい状況じゃないですよこれは。そういう試験を通ってきた人間が、やがて偉くなってしまって、またそういう文章を書いてしまうことになる。だって、彼にはその文章が読解できるんだもん。悪循環だこりゃ。 日本語練習本は、国語で赤点を取る庶民のためだけの読み物じゃあないですよ。満点を取るあなたにだって、読む資格は十分にあるんです。 関連リンク
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