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降水量1mm・5mm・10mmは、どの程度の雨なのか

 よく聞くけどいまいちピンとこない、降水量の数字。しかも、1mmという数字にはみなさんだまされやすいので、ここで注意喚起しておきます。

降水量1mm・5mm・10mmってどの程度の雨ですか?

 …という質問を読者の方から受けましたので、お答えします。

 まず、1時間あたり1mmの雨については、降水確率と降水量のホントのところにも書いてあるとおり、「傘を持っていないひとが、ささなくてもなんとかがまんできる程度」です。1mmと言っても気象庁の切り捨て制を考えれば1.0mmから1.9mmまで幅が広いのでアレですが、ハッキリ断言できるのは、1mmという数字にだまされてナメてかかると、ひどい目に遭うぞと言うことです。1mmは、みなさんが頭に描く、ごく標準的な雨であると言っても過言ではありません。

 次に、質問にはないですが、2mmを紹介します。2mmは、もうこれは、ハッキリと、1mm以上の雨です。さきほどの1mmの、倍もするのですから、いかに2mmが恐ろしいものか、おわかりいただけるかと思います。


5mmは、もうダメ。

 そして5mm。5mmの雨の前には、何人も、ただ、ひれ伏すしかありません。傘を持っていても、出歩くのはためらわれます。強い雨です。どれだけ気象庁が、強い雨を「1時間に20mm以上30mm未満の雨。」と定義しようと、われわれ生活者の立場から言えば、5mmは明らかに強い雨なのです。

 10mm。10mmです。これはもう、「雨、すごい降ってるよ」。これです。10mmの雨の中、歩いて3分のコンビニとかに行きたい人間はいません。

 なお、20mmとか30mmとか、もちろん場合によっては50mmとかの雨も、あるにはあります。夏の夕立のいちばん強烈なやつを想像してください。アレです。ものすごいやつです。夕立はすぐ止みますが、これが何時間も降り続いて1日の雨量が何百mm級になると、土砂災害とかになるわけです。おそろしいですね。



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