まず、これは当然ですが、調査対象者がそもそも「Lモードを購入した」ひとであること。これが地上波デジタルテレビの話なら、大画面のプラズマテレビを買おうと思えばたいてい地上波デジタルのチューナーが付いているので、購入者にとっては「たまたま地上波デジタルが付いていた」場合も考えられます。しかし、電話機の場合、最新の電話機に必ずしもLモードが付いているわけではなく、Lモードの電話機は高いので、これを買うひとは「Lモードがほしい」と考えて購入している割合が高いはずです。
また、これはアンケート用紙の作り方にもよりますが、Lモードの電話機を購入したけど使っていないというひとは、そもそも「Lモードのご利用について」のアンケートに答えようとは思いません。NTTによる調査結果のページにも調査の回収率が書かれていませんが、回答しなかった人々はかなりの高率でLモードを使っていないことが予想できます。
…にもかかわらず、Lモード利用者は、回答者のうちの4割です。
ちなみに現在のLモード契約数は50万件弱。今年1月には月に3万人だった増加数も、ここ数ヶ月は月に1万人と、どんどん伸びがなくなっています。
それでもCMをバンバン流して事業続行しちゃうのは…、大企業病なんでしょうな。