いまや猫も杓子もICチップに名前を付けてかわいがる時代です。
この先鞭を付けたのは…テレビではソニーの「WEGAエンジン」、デジカメではキヤノンの「DIGIC」。いずれも2002年の発表ですが、わずかにソニーが早かったかも。
以後、ソニーはデジカメに「リアル・イメージング・プロセッサー」を搭載し、Panasonicはテレビに「PEAKS」を、デジカメに「ヴィーナスエンジン」を搭載し、オリンパスはデジカメに「TruePicTURBO」を、そしてビクターがテレビに「GENESSA」を搭載して現在CMを盛んに流しています。たぶんほかにもまだまだあります。
汎用性の高いICの製造をことごとく韓国・台湾にもっていかれた日本が、昨今のデジタル家電ブームに乗って、高付加価値のICチップをアピールしているのはなんとも健気です。いくらか食傷気味でもありますが。