公開メモ日記

[ 2003年11月8日(土) 21:30 ]
 わたしの投票行動

 わたしは今回の選挙の本質を次のように見ました。

 自民党と民主党、それぞれに政策の相違点は多々ありますが、ではどこがどのように違うかと言えば、自衛隊の派遣の是非、高速道路の民営化と無料化、そのくらいが思い浮かぶ程度。実際には山のようにあるだろう争点も、国民に知れ渡っているとは思えませんし、数が多くて知れ渡るはずもありません。

 しかし、マニフェスト選挙に逆行するかもしれませんが、個々の政策はこの選挙の本質ではないのかもしれません。もちろんある政策によって利益を得る人、不利益を被る人はそれぞれいるのでしょうが、結局マニフェストは政党ごとのパッケージであり、総じて見れば日本をよりよくしていこうとする点では当然ながら同じであるはずです。

 では、違いはどこにあるか。それはスピードではないかと思うのです。小泉総理や若手の議員たちだけで自民党が構成されていれば、改革のスピードは実に速くなっていたはずです。しかし実際には郵政にしても道路にしても、自民党内の族議員、長老議員たちは改革の足を引っ張ろうと必死です。いわゆるマニフェストのほかに、族議員謹製の「もう一つの公約集」が存在していることはその象徴です。

 「いろんな議員がいるけど、しっかり議論して納得してもらえるのが自民党」、などと自民党の改革派は言っていますが、全員がマニフェストに署名していて根回しが不要(旧自由党への根回しが終わったと言うことでしょう)な民主党にくらべれば、実行のスピードに差が出てくるのは当然です。

 わたしは高速道路も利用者の立場ではないし、国家政策の観点から民営化と無料化のどちらがいいかは専門的に論じられるわけでももちろんありません。自衛隊派遣こそ民主党に賛成ですが、正直言って、そのほかの政策についてはよく知りません。実際、経済学者や政治学者にだって両党それぞれに支持者がいるのだから、政策の結果など神様にだってわからないのです。ただわたしは、政権交代そのものがもたらすメリットだけは確かにあると感じて民主党に投票しようと思っていました。

 野党が連立を組めば民主党政権もいくらかもろくはなるかもしれませんが、しかしいまは、完全に二重構造になっている現在の自民党にくらべれば、全員署名の民主党のほうがずっとまともであると感じます。

 小泉さんが自民党をちゃんとぶっ壊してくれればよかったのですがね。

 メモ日記に長文すみません。

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