愛すべき中高年読者のみなさん、こんにちは。
というわけで、わたしの人生の経験上、ケータイだろうと固定電話だろうと、留守電にメッセージを残すのは、中高年だけです。仕事上の連絡とか、よほど大切なこととかは別だけど。ちなみに中高年を超えて老年になると、とっさに流れる留守電の応答は心臓に悪いので、すぐ切ります。
さて、これって、中高年のみなさんはけっこう自覚してないんじゃないかと思います。別に自覚する必要もないんだけどさ。若者は留守電なんて使わないんですよ。以下理由。
1. 相手のケータイに着信履歴が残るはずなので、応答できる状況になり次第、向こうからかけ直してくるであろう。
中高年のみなさんには、着信履歴という概念がアタマになじんでないのではないだろうか。なお、固定電話の場合は着信履歴に対応していないかもしれませんが、固定電話で留守だったらケータイにかけ直すだけです。
2. すぐメールを打つ。
そのまま留守電に話せばいいものを、なんでわざわざ手間ひまかけてメールするのだと思うかもしれませんが、メールを打つのに手間暇かかるという概念がもう年寄りです。若者は打つのが圧倒的に速い。それにメールなら記録にも残るし、文章をしっかり考える時間的余裕まである。
3. 着信履歴を残すだけで、伝わる。
気の知れた若者同士のコミュニケーションはツーと言えばカーなので、わざわざ用件を言葉で伝えなくても、着信を相手に残すだけで何を言いたいのかが伝わることも多い。待ち合わせしている時の着信は「いま現地に着いたよ(キミが電話にでなかったということは、キミはまだ待ち合わせ場所に向かっている途中なんだね)」だし、恋人同士なら「好きだよ(ちょっと声が聞きたくなったんだけど、電話に出ないっていうのはきっといそがしいんだろうから、そっとしておくね。時間ができたらまたかけてね)」なのだ。
だよね?若者諸君。