以下、Perfumeという音楽ユニットについての話だが、前提知識がいろいろ必要なので、なんのことかわかんないひとは読まなくてよろしい。あるいは、検索しまくりながら読んでもよろしい。
ポリリズムが一部ネットで流行ったときに「あ、ちょっとイイかも」と思っただけで、その後は放置気味でしたが、ここはひとつやっぱりそうは言ってもいまさらながらどうしたってPerfumeなのかもしれないと思い始めてしまったのでした。うーむ。
ポリリズムのほかには、ビタミンドロップとか、Perfume(楽曲のほう。検索しにくいったらありゃしない。)とか気に入った。空耳ケーキっぽい音の遊び方も好きだ。YMCKぽいサウンドの作り方も好きだ。やっぱりボクはこのテの音楽が好きなのだ!
それにしても、これは「ニコニコで削除されないアニメ」のように、既存の著作権の考え方にとらわれない成功事例となりうる点が楽しみでもある。そういう意味で、もちろんCDやDVDといったデジタルコンテンツの売り上げも大事だが、むしろ願わくは、ライブやファンサービスといった非コピーコンテンツを重視した戦略を展開してもらいたいところだ。せめて、仮に最悪将来このレーベルがダークサイドに落ちたとしても、「スタートアップのプロモーションとしては有効なので、なんでも一律に削除するのではなくて、いつ何を削除すべきなのかをちゃんと決めておこう」という認識(つまり「著作権法が親告罪であることの再確認」)が広まってくれれば、日本の未来が少しは明るくなるはずだ。
参考: 道夏大陸 Perfume篇‐ニコニコ動画(SP1) (ニコニコ会員登録が必要)
参考: おもしろさは誰のものか:「コピーされ、2次創作されてこそ売れる時代」――伊藤穣一氏に聞く著作権のこれから (1/2) - ITmedia News