問題なのは事実ではなく、心情でしょう。生徒たちのほうから、「あれは殴られて当然だった」などといった声は上がらないのでしょうか。
わたしも、基本的には暴力は反対です。しかし、かつて子供を正しく導いた拳があったことは揺るぎない事実です。そしてまた、どんな意見も言う権利があります。少なくとも一昔前ならなんの咎めも受けなかったはずの行為が、まったく肯定を許されない状況になっているのは異常だとも思うのです。
もちろん、今回の事件が正しい拳だったのかどうかは、周りにいた生徒たちしかわからないことですが。