以下、細かい説明を読む気のないひとは、タイトルだけ3回暗唱してくれればいいです。
デジカメで撮る写真の画質設定は、大きく分けてふたつの項目があります。ひとつは解像度で、いわゆる「○万画素」ってやつ。かけ算で「2560x1920」とか表現されたりもします(この例は約500万画素)。でもうひとつは、圧縮率。品質ともいいますが、「スーパーファイン」とか「スタンダード」とかで表されたり、「H(ハイの略か)」とか「B(ベーシックの略か)」で表されたり、表現はいろいろです。
前者の解像度については、「○万画素」がデジカメの画質をまるで意味しないことについては、いまさら説明する必要も、あるでしょうけど、説明しません。まぁA4サイズとかに印刷するんだったら500万画素程度で撮っておけば安心かな。小さなサイズにしか印刷しないとか、パソコンとかの画面で見るだけだったら、200万画素でも十分だったりします。
いや、今回の議題はそこじゃなくて、圧縮率の設定です。世の中の多くのひとは、なんだかんだで最高品質とか、せいぜい中程度の品質で記録していると思いますけど、完全に無駄です。いっぺん、最高品質と最低品質で、まったく同じものを撮影して、画面で見るなり印刷するなりして比べてください。100人いたら99人は違いがわからないでしょう。残り1人は「圧縮率によってどこに差が出るのか」を知っているわたしのようなひとですが、そんなわたしでもA4に印刷されたものを見て判断できるかといったら、自信を持ってYESとは言えない程度の差しかないのです。
最低品質で写真を撮ると、次のような利点があります。
1. 同じメモリカードでも、最高品質に比べて、4倍の枚数撮れたりする。
2. 友達に写真を送るときにも、重たくならない。
3. 保存するハードディスクの容量を食わない。
4. 連射可能枚数が増えるかも。
さあ、あなたもきょうから最低品質!