各所に議論が巻き起こっている、大人気の幸之介記法です。まぁ、各所といっても若葉ちゃんとakくんの2ヶ所だけど。先日のブラッシュアップ直後にakくんが「幸之介記法 (2)」を書いてくれたほか、一日じらした甲斐があったか、より有益な記事をふたつも読むことができました(若葉ちゃんによる「Re: 引用のマーク付け」と、akくんによる「幸之介記法 (からちょっと逸脱)」)。
論点はblockquote要素のマークアップに絞られているようです(記法自体はもう論点から外れたっぽい)。
結局、若葉ちゃんの現在の結論はcite要素を中に入れるのかどうか明言されていないのですが、わたしとしては、blockquote要素がなにも直接的に引用そのものである必要はなくて、「引用したコト」のひとつの情報として、中にcite要素を入れることに抵抗はまったく感じないのです。唯一気になるのは、引用する文章の中に元々cite要素が入っている場合に峻別が難しくなる場合ですが、それを人間にも(もちろん機械にも)わかるようにするための努力は、blockquoteの外に出したcite要素をblockquoteと結びつけるためにする努力と、何も変わらないように思います。であれば、レアケースな前者を気にするより、後者から逃れられる方が楽ではないでしょうか。
ちなみに、この問題については『blockquote要素の中に出典を示すcite要素を包含すべきか』に関する議論リンク集に多くの意見が載っているようです。