著作権は作者の死後50年でなくなるにもかかわらず、京都新聞の記事が、平安・鎌倉時代に描かれた絵について「陶器の図柄などに無断転用される例が後を絶たない」などと書いたわけです。誤解を招くような記事を公表してしまう京都新聞の見識が疑われます。ていうか記事中の田村氏と記者と編集長が3人揃って明らかに著作権を誤解しています。
それはさておき。著作権が作者の死語50年でなくなるのは、刑事事件の時効とは違います。本来わたしたちは自然権として「人類の共有財産・文化を利用する権利」を持っているのです。50年は、近代社会が著作物を生み出した者に与えた「猶予期間」だということです。
ちなみに、その猶予期間を必死で延ばそうとしている代表選手がディズニーです。