公開メモ日記

[ 2004年5月9日(日) 4:32 ]
 NECの高級PC「VALUESTAR TZ」で思うソニーの危機

 つい2年ほど前、ソニーがワイド液晶一体&キーボード格納型のバイオWでデスクトップPCに旋風を巻き起こし、富士通やNECといった各社が一斉にソックリ一体型パソコンを発売したことがありました。それでなくとも、NECはもともと自社の保守的な製品企画に悩んでいたくらいでした。

 それがいまや、デスクトップPC売り場で台風の目となっているのはNEC富士通の発売する、大型液晶テレビPCです。これらの製品は今年1月に両社から発表がありましたが、今回NECが第2弾を発表したことで勢いがついてきました。価格が30〜50万円と高いわりに、大きな液晶とデザインのバランスの良さのためか、売れているようです。

 さて、ソニーのパソコン市場戦略は、「シェアを無理に取りにいくことをやめ、利益のでない競争はしない」と2003年4月に発表しているものの、かつてバイオノート505で切り開いた薄型PCの市場はその後東芝やシャープにもっていかれ、バイオノートSRで獲得したモバイルPCの地位はその後Panasonicに座を明け渡し、前述のバイオWで一世を風靡したスマートデスクトップPCの名声が、いまや、かつて後追いばかりしていた「古き巨人たち」によって再び奪われようとしているのです。たとえ利益が出ていようとも、これはまさに「ソニーらしさ」の危機。

 間違いなく、この大型液晶&高級フラッグシップPCの流れにソニーは乗ってくるでしょう。しかしそこに、「ソニーらしい」、起死回生の妙策はあるのでしょうか?

NECの高級PC「VALUESTAR TZ」で思うソニーの危機

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